Collections作品紹介
作家名 | 片岡 球子 Kataoka,Tamako |
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手法 | 13色刷リトグラフ |
寸法 | (画寸)本紙57.0×42.3㎝ (額)80.5×65.5×5.0㎝ |
備考 | ・木村希八版画工房 ・額裏面にマリア書房シール ・エディション125/150 ・サイン「T.Kataoka」 |
製作年 | 1992年 |
状態 | 額にシミあり。 |
付属品 | 布たとう箱、黄袋 |
略歴 |
【片岡球子(1905~2008)】 札幌市出身の日本画家。 小倉遊亀とともに女性画家の最長老格として長く活躍した。 1930年(昭和5年)第17回院展に「枇杷」で初入選したが、その後何回もの落選を経験する。 しかし1939年(昭和14年)の第26回院展に「緑陰」が入選し院友に推挙されて以後は毎回入選するようになる。 1946年(昭和21)に安田靫彦に入門。 その型破りな構成と大胆な色使いから、一部の人々からその画風は「ゲテモノ」とまで呼ばれ思い悩むが、小林古径が「今のあなたの絵はゲテモノだが、ゲテモノと本物は紙一重。あなたの絵を絶対に変えてはいけない」と励ましたエピソードがある。 その後は、美しく描くことが全てではないと信じ、自身の信念に従った創作を続け、やがて従来の日本画の概念を揺るがすような力強い表現を確立した。 「面構」・「富士山」シリーズでは特に高い評価を受ける。 文化功労者・文化勲章受章者。 女性画家として上村松園、小倉遊亀に次いで三人目の授賞であり、「日本三大女流画家」と称されることもある。 |